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熊本の地震速報 リアルタイム|8月7日の最新情報・発生10日/負傷159人・避難6651人・断水約3万6000戸

初出:2026年8月7日 更新:2026年8月7日 令和8年熊本地震
熊本の地震速報 リアルタイム 8月7日の最新情報(負傷159人/避難者6651人・断水約3万6000戸)

この記事のポイント(8月7日時点)

  • 7/28のM7.1・最大震度7から10日目。8/7 14時時点で死者38人(災害関連死の疑い・死因調査中を含む)
  • けが人は159人(重傷22人・軽傷137人/8/7 13時時点)。住家被害は1万6425棟(8/6 18時時点・全壊699棟)
  • 避難者は6651人・125カ所(8/7 14時時点)。ピークは7/30の1万467人・415カ所
  • 断水は約3万6000戸県内全域の解消は今月末までかかる見込み。甲佐町は全域で解消、八代市も東陽町・泉町下岳・日奈久校区が解消
  • 上天草市は8月末まで制限給水(午後9時〜翌午前11時)。宇土市は24時間の試験通水中。停電は0戸
  • 給水支援は海上保安庁の巡視船・水産庁の漁業取締船が八代港・三角東港で実施(1人あたり4リットル程度)
  • 7日も県内は猛暑日。あわせて台風13号の強風域に入り、菊池市で最大瞬間風速16.8メートルを観測
  • 7〜8日は曇りや雨の見込み。地盤がゆるみ、少ない雨量でも土砂災害のおそれ
  • 避難生活の長期化でノロウイルスなど感染症対策が新たな課題に
  • 日本製紙が八代工場の煙突倒壊(9人死亡)について初の記者会見
  • 余震は継続。8/7は06:56に天草・芦北地方でM2.9・最大震度3。今後1週間程度は震度5強程度以上に注意(気象庁)
  • 今も続く余震状況はページ上部のリアルタイムパネルで自動更新中

熊本の余震リアルタイム(自動更新)

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熊本県周辺で発生した地震を約60秒ごとに自動取得しています(出典:気象庁/P2P地震情報)。数値は速報値で、あとから更新されることがあります。

8月7日時点 熊本地震の最新状況

2026年7月28日16時27分ごろに発生した熊本県熊本地方を震源とするM7.1・最大震度7の地震(令和8年熊本地震)から10日がたちました。熊本県内では8月7日午後2時時点で、災害関連死の疑いや死因を調査中の人を含めて38人が死亡し、けがをした人は同日午後1時時点で159人(重傷22人・軽傷137人)となっています。住家被害は前日6日午後6時時点で1万6425棟にのぼり、うち全壊は699棟、分類が未確定のものが7826棟あるため、判定が進めばさらに増える見通しです。

避難者は県内の避難所125カ所に6651人で、前日(6737人)からわずかに減りました。ピークだった7月30日(415カ所・1万467人)からは大きく減少しています。ただし7日も県内は各地で猛暑日となり、冷房のない体育館での熱中症対策は引き続き課題です。さらに避難生活が長期化するなかで、ノロウイルスなどの感染症対策が新たな課題として浮上しています。

ライフラインは停電が0戸のまま、断水も約3万6000戸まで減りました(直近の県発表は8月6日午後2時時点の約3万6880戸)。甲佐町は全域で断水が解消し、八代市でも東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区が解消するなど、地区単位の復旧が進んでいます。一方、氷川町は立神地区を除く全域、宇城市は松橋町の一部・小川町・豊野町で断水が続き、上天草市は8月末まで午後9時から翌午前11時までの制限給水となっています。宇土市は24時間の試験通水を行いながら漏水箇所の調査を続けています。県内全域での解消は今月末までかかる見込みで、給水は各市町の給水所のほか、海上保安庁の巡視船と水産庁の漁業取締船が八代港・三角東港で1人あたり4リットル程度の支援を続けています。

天候は二重の警戒が必要です。7日も各地で猛暑日となる一方、熊本県は台風13号の強風域に入り、菊池市では未明に最大風速10.7メートル・最大瞬間風速16.8メートルを観測しました。7〜8日は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨となる見込みで、揺れで地盤がゆるんだ地域では少ない雨量でも土砂災害が起きやすくなっています。気象庁は強風・高波・土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水と、交通機関への影響に注意するよう呼びかけています。

このほか7日には、地震で煙突が倒壊し9人が死亡した日本製紙八代工場の事故について、日本製紙が初めて記者会見を開きました。余震は8月7日午前6時56分ごろに天草・芦北地方でM2.9・最大震度3が発生。前日6日には最大震度4が2回発生しており、活発な状態が続いています。気象庁は今後1週間程度、震度5強程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけています。数値はいずれも速報値で、調査の進展にともない変わる可能性があります。

死者(8/7 14:00)
38人
関連死疑い・調査中を含む
負傷者(8/7 13:00)
159人
重傷22人/軽傷137人
避難者(8/7 14:00)
6651人
125カ所/前日6737人
断水(8/7時点)
約3万6000戸
月末解消の見込み/停電0戸
10日目でも「同規模の地震」への警戒が必要です。気象庁は、この地域では過去に大地震の発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があるとして、震度5強程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけています。加えて台風13号による強風7〜8日の雨による土砂災害、猛暑と断水も続いています。避難所・車中泊ともに熱中症・エコノミークラス症候群・感染症への対策を続け、ひび割れや傾きのある建物・塀には近づかないでください。
8月7日時点の主なポイント
  • 本震:7/28 16:27・M7.1・最大震度7(宇城市・氷川町)/震源の深さ約16km
  • 人的被害:死者38人(8/7 14:00時点)、けが人159人=重傷22人・軽傷137人(8/7 13:00時点)
  • 住家被害:1万6425棟(8/6 18:00時点)。全壊699/大規模半壊20/半壊1025/一部破損6855/未確定7826
  • 避難:125カ所・6651人(8/7 14:00時点。ピークは7/30の415カ所・1万467人)
  • 断水:約3万6000戸。県内全域の解消は今月末までの見込み
  • 断水の解消:甲佐町は全域、八代市の東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区が解消
  • 断水の継続:氷川町(立神地区を除く全域)、宇城市(松橋町一部・小川町・豊野町)、八代市の多く。上天草市は8月末まで21時〜翌11時の制限給水、宇土市は24時間の試験通水中
  • 給水:海上保安庁の巡視船・水産庁の漁業取締船が八代港・三角東港で1人あたり4リットル程度
  • 停電:0戸(7/31夕方にほぼ解消)
  • 天候:7日も猛暑日。台風13号の強風域に入り菊池市で最大瞬間風速16.8m。7〜8日は曇りや雨で土砂災害に警戒
  • 避難所:ノロウイルスなど感染症対策が新たな課題
  • 企業対応:日本製紙が八代工場の煙突倒壊(9人死亡)で初の記者会見(8/7)
  • 余震:8/7 06:56 天草・芦北地方 M2.9・最大震度3。前日6日は最大震度4が2回。今後1週間程度は震度5強程度以上に注意
  • 交通:九州新幹線 博多〜熊本は運転再開済み(本数減)。熊本〜鹿児島中央、在来線 宇土〜八代は8月中の再開が困難。肥薩おれんじ鉄道 八代〜水俣は8/10めどに代行バス
  • 注意:自治体・支援団体をかたるなりすましメール・電話による義援金詐欺が発生

8月6日〜7日の主な動き(時系列)

発生から10日となった8月7日は、けが人が159人と判明する一方、甲佐町で断水が全域解消するなど復旧も進みました。ただし猛暑と台風13号の強風が重なり、7〜8日の雨による土砂災害にも警戒が必要です。おもな発表を新しい順にまとめています(報道・自治体発表・気象庁データにもとづく)。

時刻おもな動き
8/7 14:00熊本県が被害状況を発表。死者38人、避難者6651人(125カ所)
8/7 13:00けが人は159人(重傷22人・軽傷137人)。住家被害は全壊699棟・半壊1045棟・一部破損6863棟
8/7熊本県が台風13号の強風域に。菊池市で最大風速10.7m・最大瞬間風速16.8mを観測。7〜8日は曇りや雨で土砂災害に警戒
8/7県内は7日も各地で猛暑日。熱中症への警戒が続く
8/7断水は約3万6000戸甲佐町は全域で解消、八代市の東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区も解消。県内全域の解消は今月末までの見込み
8/7宇土市が24時間の試験通水を実施(漏水調査を継続)。上天草市は8月末まで午後9時〜翌午前11時の制限給水
8/7日本製紙が記者会見。八代工場の煙突倒壊で9人が死亡した事故について初めて説明
8/7避難生活の長期化にともない、避難所でのノロウイルスなど感染症対策が課題に
8/7 06:56熊本県天草・芦北地方でM2.9・最大震度3
〔8/6 21:06〕県が住家被害を発表。18時時点で1万6425棟(全壊699/大規模半壊20/半壊1025/一部破損6855/未確定7826)。新たに5人(いずれも八代市)の犠牲者の氏名を公表
〔8/6 19:49〕熊本県熊本地方でM4.5・最大震度4(熊本市西区・南区、宇土市、宇城市、嘉島町)
〔8/6 14:00〕県発表:断水4市町 約3万6880戸(前日比6830戸減)、避難者6737人(125カ所)、停電0戸
〔8/6〕八代市で39.0度。統計開始以来の最高気温に並ぶ。冷房が使えず開設できなかった指定避難所が少なくとも23カ所と判明
〔8/5〕国交省が「上流側」の復旧はおおむね完了と説明。高市首相が今月末までの断水の完全解消を関係閣僚に指示
〔8/4 夜〕ホテル避難の受け入れが開始。八代市内のホテルで最初の5人が入所(県内114施設を確保)
〔8/3〕政府が激甚災害(本激)指定の方針を表明。熊本市の断水が復旧完了。応急仮設住宅の建設が始まる
〔8/1 21:47〕熊本県熊本地方でM4.7・最大震度5弱(宇城市)
〔7/31 始発〕九州新幹線 筑後船小屋〜熊本間が運転再開(本数を減らして運転)。JR九州は熊本〜鹿児島中央、在来線 宇土〜八代は8月中の再開が困難と発表
〔7/30〕避難者がピークの415カ所・1万467人
〔本震〕7/28 16:27熊本県熊本地方 M7.1・最大震度7(宇城市・氷川町)/深さ約16km

※時刻は日本時間。被害・ライフラインの数値はいずれも速報値で、その後の調査・復旧により変動します。個々の地震の一覧は直近24時間の地震や上部のリアルタイムパネルで確認できます。

余震の推移(日別の回数と最大震度)と気象庁の見解

余震は増減を繰り返しながら、大局的には緩やかに減少しています。ただし8月6日には最大震度4の地震が2回発生しており、気象庁は地震活動は依然として活発な状態が続いているとしています。発生1週間の会見(8月4日)でも、今後1週間程度は震度5強程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけました。会見によると、この1週間に全国で発生した地震は426回、うち熊本県では震度5弱が5回、震度4が18回観測されています。

日付震度1以上の回数最大震度(発生時刻・規模)震度5弱以上の回数
7月28日(本震当日)107回7 16:27・M7.14回
7月29日123回5弱 22:19・M5.81回
7月30日53回震度4 22:47・M4.80回
7月31日32回震度3 16:50・M3.7 ほか0回
8月1日31回5弱 21:47・M4.7(宇城市)1回
8月2日27回震度4 01:07・M4.5(天草・芦北地方)0回
8月3日14回震度3 06:58・M2.8(熊本県熊本地方)0回
8月4日20回震度4(熊本県熊本地方)0回
8月5日8回震度1(熊本県熊本地方)0回
8月6日集計中4 07:59・M5.1(天草・芦北地方)/4 19:49・M4.5(熊本地方)0回
8月7日(集計中)集計中3 06:56・M2.9(天草・芦北地方)0回
1週間の合計(気象庁会見・8/4)全国426回震度7(本震)熊本県で震度5弱5回/震度4は18回

本震以降で最も大きかった余震は、7月29日22時19分のM5.8と、8月1日21時47分のM4.7(最大震度5弱・宇城市)です。8月5日はいったん8回・最大震度1まで落ち着いたものの、8月6日は震度4が2回と再び揺れが強まり、7日も震度3が発生しています。震源は本震と同じ熊本地方と、天草・芦北地方の2つのエリアに集中しています。8月7日分は本ページの更新時点までの速報値です。

「回数が減った=安全」ではありません。8月5日にいったん落ち着いたあと、8月6日には震度4が2回発生しました。気象庁は、この地域では過去に大地震の発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があるとして、揺れの強かった地域では引き続き震度5強程度以上の地震に注意するよう呼びかけています。2016年の熊本地震でも、最初の地震(M6.5・震度7)の28時間後により大きなM7.3の地震が発生しました。余震の減り方は一直線ではありません。詳しくは 余震はいつまで続くのか をご覧ください。

※日別の集計は気象庁「地震情報」の発表データ(熊本県内で震度1以上を観測した地震)を当編集部で集計したものです。1週間の合計は気象庁の会見発表(全国の回数)にもとづきます。気象庁の確定値とは異なる場合があります。

本震(7/28 16:27・M7.1)の震度分布

被害の中心となった本震では、宇城市・氷川町で最大震度7を観測しました。熊本市南区や益城町など広い範囲で震度6強〜6弱の激しい揺れとなり、九州のほぼ全域と中国・四国の一部でも揺れを観測しています(気象庁発表)。発生から10日がたった8月7日時点でも、これらの地域を中心に余震が続いています。

震度おもな市町村
7宇城市、氷川町
6強熊本市南区、荒尾市、宇土市、美里町、益城町
6弱合志市、大津町、西原村、御船町、上天草市、芦北町
5強熊本市(中央区・東区・西区・北区)、山鹿市、菊池市、菊陽町、水俣市、天草市、(鹿児島県)薩摩川内市・長島町 ほか
5弱玉名市、和水町、山都町、阿蘇市、南阿蘇村、人吉市、あさぎり町、(長崎県)雲仙市・諫早市・南島原市、(鹿児島県)出水市・伊佐市、(福岡県)柳川市・大川市、(佐賀県)神埼市、(宮崎県)延岡市・西都市 ほか

※気象庁の震度観測点にもとづく代表例です。同じ市町村内でも地盤により揺れの強さは異なります。震度4以下は九州全域・中国・四国の広い範囲で観測されました。

ライフラインの状況(停電・断水・ガス・通信)

停電は解消しています。熊本県の発表では停電は0戸です。ピーク時に3万戸を超えた停電は、九州電力送配電の見込みどおり7月31日中に大部分が復旧しました。

断水は8月7日時点で約3万6000戸です(直近の県発表は8月6日午後2時時点の約3万6880戸)。8月3日の約7万7000戸からは半分以下となり、熊本市は8月3日に、甲佐町は全域で復旧が完了しました。八代市でも東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区が解消しています。残っているのは配水池から各家庭をつなぐ「下流側」の配水管で、全国の自治体や工事業者が復旧工事にあたっています。政府は今月末までの完全解消を目標に掲げていますが、震度7を観測した宇城市は水道管の耐震適合率が数%にとどまり、氷川町ではダムと浄水場を結ぶ配管が破損しているため、地域によっては復旧が遅れる可能性があります。給水は各市町の給水所のほか、自衛隊・日本水道協会の給水車海上保安庁の巡視船と水産庁の漁業取締船(八代港・三角東港/1人あたり4リットル程度)が支えています。

市町断水の状況(8月7日時点)備考
八代市市内の大部分で断水が継続東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区は解消/海保の巡視船が八代港で給水/水源地と配水池を結ぶ配管が破損
氷川町立神地区を除く全域で断水ダムと浄水場を結ぶ配管が破損。復旧に時間を要する見込み
宇城市松橋町の一部・小川町・豊野町で断水応急給水を継続(配分量に上限あり)/水道の耐震適合率が低く長期化懸念
上天草市8月末まで制限給水午後9時〜翌午前11時は給水を停止
宇土市24時間の試験通水中漏水箇所の調査を継続。三角東港で巡視船が給水
熊本市/甲佐町復旧完了熊本市は8/3に復旧完了、甲佐町は全域で解消
県内合計約3万6000戸県内全域の解消は今月末までの見込み
停電(参考)0戸(解消)7/31夕方にほぼ解消

※市町別の状況は発表時点により変動します。最新の断水区域・給水所は各市町村の水道担当課の発表をご確認ください。

復旧状況と給水所の場所は時間単位で変わるため、各事業者・自治体が公表する一次情報を必ずご確認ください。ご自宅・避難先の住所や町名で検索できます。

⚡ 停電

九州電力送配電の停電情報。市町村・町名単位で停電軒数と復旧見込みを確認できます。

九州電力送配電 停電情報 ›
💧 断水・給水

断水区域と応急給水所の場所は市町村の水道担当が公表します。八代市・氷川町・宇城市・上天草市などは自治体サイトで随時更新。

熊本市上下水道局 ›
🔥 都市ガス

供給停止区域・復旧作業の進捗。開栓には事業者の立ち入り作業が必要です。

西部ガス ›
📱 通信・Wi-Fi

基地局の停波状況と、災害時に無料開放される公衆無線LAN「00000JAPAN」の案内。

00000JAPAN(無料Wi-Fi)›
通水したら「濁り水」に注意。断水が解消した直後は、配管内にたまったさびや空気で水が濁ることがあります。しばらく流して透明になるのを確認してから使ってください。濁りが続く場合は飲用を避け、市町村の水道担当課に連絡を。

断水が長引くときの備え

  • 飲料水:1人1日3リットルが目安。船からの給水は1人あたり4リットル程度と配分量に上限があるため、ポリタンクやリュックに入る袋型容器を複数用意すると効率的です。
  • トイレ:断水中は水を流すと排水管の破損箇所からあふれる危険があります。簡易トイレの作り方を確認してください。
  • 生活用水:浴槽の残り湯は流さず確保。手洗いはウェットティッシュ・アルコールで代替し、食器はラップをかけて使うと洗い水を節約できます。
  • 熱中症対策:猛暑日が続くなか、水が貴重でも水分を控えるのは危険です。給水所で受け取る量に加え、支援物資の飲料も活用してこまめな水分・塩分補給を。

交通機関の運行状況(鉄道・高速道路・空港)

九州新幹線は博多〜熊本間が7月31日の始発から運転を再開し、本数を減らしながら運行を続けています。ただし熊本〜鹿児島中央間は線路や橋りょう、防音壁など200カ所を超える被害が見つかり、同区間および在来線の宇土〜八代間は8月中の運転再開が困難とJR九州が発表しています。高速道路も通行止めが続いています。加えて7日は台風13号の影響で風が強まっており、気象庁は交通機関への影響にも注意を呼びかけています。移動前に必ず最新の運行・規制情報を確認してください。

区間・手段8月7日時点の状況確認先
九州新幹線 博多〜熊本
(筑後船小屋〜熊本)
7/31始発から運転再開(本数を減らして運転)JR九州
九州新幹線 熊本〜鹿児島中央運転見合わせ。200カ所超の被害。8月中の運転再開は困難JR九州
在来線 宇土〜八代(鹿児島本線)8月中の運転再開は困難JR九州
在来線(鹿児島本線・豊肥本線ほか)一部区間で運転再開。区間運休・バス代行ありJR九州
肥薩おれんじ鉄道 八代〜水俣運転取りやめ。8月10日をめどに代行バス輸送を開始予定肥薩おれんじ鉄道
熊本市電・路線バス折り返し運転・迂回運行が続く区間あり熊本市交通局
高速道路(九州自動車道ほか)通行止め継続。路面の段差・損傷の応急復旧が進行中NEXCO西日本国交省 通れるマップ
空の便臨時便の設定など振替輸送で対応阿蘇くまもと空港
フェリー熊本〜島原・天草航路などは各社発表を確認。台風13号による高波の影響に注意各フェリー会社
車で移動する場合:路面の段差・陥没、落石、信号停止に注意し、速度を落としてください。台風13号の影響で風が強まっているため、橋の上や山間部では横風にも注意を。緊急車両の通行を妨げないよう、渋滞区間への流入は避け、やむを得ず路上に停める場合はキーを付けたまま・ドアロックせずにしてください。運転中に地震が起きたら

避難所・感染症対策・ホテル避難・給水情報の探し方

8月7日午後2時時点で、熊本県内では避難所125カ所に6651人が避難生活を送っています。ピークだった7月30日(415カ所・1万467人)から大きく減りましたが、7日も県内は猛暑日となり、冷房のない体育館での熱中症リスクは依然として高い状態です。避難所の開設状況、給水所の場所、ごみ・し尿の収集、入浴支援などは市町村ごとに発表されます。県のサイトが各市町村の発表をまとめているため、まずは県→市町村の順にたどるのが確実です。

避難生活10日目 ― 感染症対策が新たな課題に

避難生活が長期化すると、狭い空間での密集・トイレの共用・断水による手洗い不足から感染症が広がりやすくなります。とくに問題になりやすいのがノロウイルスによる感染性胃腸炎です。2011年の東日本大震災では一部の避難所で200人を超える集団発生があり、2016年の熊本地震でも南阿蘇中学校体育館の避難所で急性感染性胃腸炎が22人発生したほか、熊本市内の避難所でノロウイルスやインフルエンザの陽性者が相次ぎました。

  • 手指衛生:断水中は流水で洗えないため、アルコール消毒とウェットティッシュを併用。トイレの後と食事の前は必ず。
  • おう吐物の処理:使い捨て手袋とマスクを着け、ペーパーで覆って静かに拭き取り、次亜塩素酸ナトリウムで消毒。アルコールはノロウイルスに効きにくい点に注意。
  • 早めの申し出:下痢・おう吐・発熱があれば我慢せず避難所の救護担当へ。区画を分けることで拡大を防げます。
  • 共用部の消毒:ドアノブ・水道栓・トイレのレバーなど手が触れる場所をこまめに拭き取り。

ホテル避難(旅館・ホテルへの二次避難)

避難生活の長期化と酷暑を受け、熊本県はホテル・旅館への二次避難(ホテル避難)用に県内114施設を確保しており、8月4日夜に八代市内のホテルで受け入れが始まりました。冷房・入浴設備のある施設に移ることで、熱中症・エコノミークラス症候群・感染症のリスクをまとめて下げられます。対象条件・費用負担・申し込み方法は県および市町村が案内していますので、避難所の担当者かお住まいの市町村の窓口にご相談ください。

  • 応急仮設住宅:県が建設を進めています。入居の申し込みには罹災証明書が必要になるのが一般的です。市町村の窓口で受付状況を確認してください。
  • 船舶「はくおうII」:防衛省が派遣。約700人が収容でき、入浴・宿泊・食事の支援が受けられます。
  • 入浴支援:水産庁の漁業取締船「白鷗丸」などによる入浴支援も行われています。実施日・場所は自治体の発表を確認してください。
  • 空調のある教室の活用:文部科学省が、熱中症を防ぐため冷房のある教室などを避難所として活用するよう教育委員会に通知しています。

避難所で気をつけたいこと(酷暑下の地震)

  • 熱中症:冷房のない体育館は室温・湿度が特に上がります。7日も県内は猛暑日となりました。日中は水分と塩分をこまめに。高齢者・子どもは自覚しにくいため周囲が声をかけてください。車中泊での熱中症による災害関連死の疑いも確認されています。
  • エコノミークラス症候群:車中泊が続くと血栓の危険。2〜3時間おきに体を動かし、水分を控えないこと。2016年の熊本地震でも車中泊による発症が問題になりました。
  • 感染症:上記の「感染症対策」を参照してください。断水下ではアルコール消毒が主役になります。
  • ペット同行:受け入れ条件は避難所ごとに異なります。ペットとの避難を参考にケージ・フードを用意。
  • 在宅避難:自宅が安全なら在宅避難も選択肢。ただし物資・給水情報は市町村の発表を必ず確認してください。

激甚災害の指定・罹災証明書・支援金などの手続き

政府は8月3日、今回の地震で被害を受けた公共土木施設や農地などの復旧について、全国を対象とする「本激」として激甚災害に指定する方針を明らかにしました。指定されると、被災自治体が行う復旧事業への国の補助率が引き上げられ、道路・河川・農地・中小企業の復旧が進めやすくなります。ただし個人向けの支援(被災者生活再建支援金や税の減免など)は激甚災害の指定とは別の制度ですので、指定を待たずに市町村の窓口で手続きを進めてください。

住家被害は8月6日午後6時時点で1万6425棟に達し、うち7826棟は被害の分類が未確定です。罹災証明の申請も本格化しています。住宅や家財に被害を受けた場合、罹災(りさい)証明書が各種支援の入口になります。あとから申請しようとすると被害状況の証明が難しくなるため、片づける前に必ず写真を撮ってください

最初にやること=被害の記録。建物の外観(四方向)、傷んだ壁や基礎、室内の被害、壊れた家財を、日付がわかる形でスマホ撮影しておきます。保険金の請求にも使えます。
制度・手続き内容窓口
罹災証明書住宅の被害程度(全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊)を市町村が認定。支援金・減免・仮設住宅の申請に必要市町村の担当課
被災者生活再建支援金住宅が全壊・半壊などの世帯に支給。基礎支援金+加算支援金の構成市町村(内閣府制度)
災害義援金・見舞金自治体・日赤などに寄せられた義援金の配分、自治体独自の見舞金県・市町村
ホテル避難(二次避難)県が確保した旅館・ホテルへの避難。県内114施設を確保し、8/4夜に八代市内のホテルで受け入れ開始県・市町村/避難所の担当者
応急仮設住宅県が建設を進行中。申し込みには罹災証明書が必要になるのが一般的市町村
激甚災害の指定(本激)公共土木施設・農地・中小企業などの復旧事業に対する国庫補助のかさ上げ。個人向け支援とは別制度国(自治体を通じて適用)
公費解体・がれき処理被害家屋の解体費用の公費負担、災害ごみの仮置場市町村
地震保険の請求火災保険に付帯した地震保険。契約者から保険会社へ連絡し損害調査を受ける保険会社・代理店
税・保険料の減免国民健康保険料、固定資産税、公共料金などの減免・支払い猶予市町村・各事業者

※制度の適用範囲・金額・受付期間は災害の指定状況や自治体により異なります。必ずお住まいの市町村の最新の案内をご確認ください。地震保険の考え方は 地震保険は必要か でも解説しています。

熊本県で強い地震が起きやすい理由

今回の地震は、九州内陸にある布田川(ふたがわ)断層帯・日奈久(ひなぐ)断層帯の周辺で発生しました。プレート境界型地震ではなく、陸域の浅い場所で起きる「内陸直下型地震」です。

布田川断層帯のずれによる内陸直下型地震のイメージ図
ポイント

陸の内部で断層がずれることで地震が発生します。震源が浅いため、規模のわりに強い揺れが地表を襲いやすいのが内陸直下型地震の特徴です。

これらの活断層では、2016年4月にもM7.3・最大震度7の平成28年熊本地震が発生しています。今回のM7.1はこれに匹敵する規模で、同じ活断層帯で再び非常に強い揺れをもたらしました。震源が浅い内陸直下型のため、震源に近い地域では建物被害や土砂災害のおそれがあり、余震にも十分な警戒が必要です。

2016年(平成28年)熊本地震との比較

今回の地震は、2016年4月の平成28年熊本地震と同じ布田川・日奈久断層帯の周辺で発生し、規模も震度も近い水準です。2016年は4月14日のM6.5(前震)の2日後に、M7.3の本震が発生し、前震で耐えた建物が本震で倒壊するという被害が広がりました。「大きな地震のあとに、さらに大きな地震が起きることがある」という教訓です。

2026年(令和8年)2016年(平成28年)
発生日時7月28日 16:274月14日 21:26(前震)/4月16日 1:25(本震)
規模M7.1M6.5(前震)/M7.3(本震)
最大震度震度7(宇城市・氷川町)震度7(益城町で2回)
震源の深さ約16km約11km(前震)/約12km(本震)
タイプ内陸直下型(活断層)内陸直下型(活断層)
季節の影響真夏=熱中症・停電時の暑さ対策が課題春=夜間の冷え、その後の梅雨による土砂災害
「本震は済んだ」と決めつけないでください。2016年のケースでは、最初の地震を上回る地震があとから発生しました。今回の地震も、より大きな地震の前震である可能性を完全には否定できません。建物にひび割れ・傾きがある家には戻らず、自治体の応急危険度判定(赤・黄・緑の紙)を確認してください。

断層帯そのものの詳しい解説は 布田川・日奈久断層帯とは、内陸直下型と海溝型の違いは 直下型地震と海溝型地震の違い をご覧ください。

今後の注意点・身の守り方

気象庁は、この地域では過去に大地震の発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があるとして、今後1週間程度は震度5強程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけています。あわせて8月7日時点では猛暑日が続くなか台風13号の強風域に入り、7〜8日は雨の見込みです。地盤がゆるんだ状態で雨が降れば土砂災害の危険が高まります。次の点に気をつけてください。

  • 台風13号の強風に警戒:菊池市で最大瞬間風速16.8メートルを観測しました。地震で傷んだ屋根やブルーシート、はがれかけた外壁、置いたままの資材は飛散の危険があるため、可能な範囲で早めに固定・撤去を。屋根の上での作業は無理をしないでください。
  • 大雨・土砂災害に警戒:7〜8日は曇りや雨の見込みです。揺れで地盤がゆるんでいるため、少ない雨量でも土砂災害が起きやすくなっています。低い土地の浸水や河川の増水にも注意し、気象情報と避難情報をこまめに確認してください。
  • 熱中症に注意:7日も県内は猛暑日となりました。断水や屋外避難が続くと熱中症のリスクが高まります。こまめな水分・塩分補給を。冷房のある施設への避難(ホテル避難・クーリングシェルター)も検討してください。
  • 感染症対策:避難生活が10日を超え、ノロウイルスなどの感染症が広がりやすい時期です。手指消毒とおう吐物の適切な処理を徹底してください。
  • 通水直後の濁り水:断水が解消した地域では、しばらく流して透明になるのを確認してから使ってください。
  • 家具の固定・落下物の確認:寝る場所の近くに倒れてくる家具がないか確認しましょう。
  • 土砂災害・ブロック塀に注意:揺れで地盤がゆるんでいる場合があります。斜面や古い塀に近づかない。
  • 緊急地震速報が鳴ったら:まず頭を守り、丈夫な机の下などで身の安全を確保してください。
揺れを感じたら:あわてて外に飛び出さず、まず身の安全を確保。揺れが収まってから火の始末・情報確認を。停電や断水に備えて、飲料水やモバイルバッテリーの確認も。関連リンク:ハザードマップの見方非常持ち出し袋家具の固定

▶ 熊本県の地震情報(リアルタイム)は 熊本県の地震ページ でも確認できます。前回の詳報は 8月6日 熊本地震まとめ、発生当日の詳報は 7月28日 M7.1・最大震度7の地震まとめ をご覧ください。

デマ・偽情報への注意

大きな地震のあとは、SNSで偽の被害写真や、根拠のない「次に地震が来る」予言が必ず拡散します。2016年の熊本地震では「動物園からライオンが逃げた」という虚偽投稿が広まり、救助活動の妨げになりました。生成AIで作られた偽の被災画像も増えています。

  • 日時・場所が具体的に書かれた地震予知は科学的に不可能です。気象庁も「地震の日時を特定した予知はできない」と明言しています。
  • 出典を確認する:気象庁・自治体・報道機関の一次発信か。伝聞(「知り合いが言っていた」)は拡散しない。
  • 画像は要注意:過去の別の災害の写真や、AI生成画像が「今の熊本」として流れます。文字の崩れ・不自然な影は生成画像のサイン。
  • 救助要請の転載:解決済みの要請が拡散し続けると混乱します。転載よりも119への通報を。
  • 義援金の詐欺:8月に入り、自治体や支援団体になりすましたメール・電話による義援金詐欺が実際に確認されています。SNSのDMや個人名義の口座への振込依頼は詐欺を疑い、自治体・日赤など公式の窓口を通してください。折り返しの連絡は、届いたメールや着信の番号ではなく公式サイトに載っている番号にかけ直してください。
迷ったら「拡散しない」が正解です。不確かな情報を止めることも被災地の支援になります。地震にまつわる誤解は 地震雲は本当にあるのか緊急地震速報が外れる理由 でも解説しています。

緊急連絡先・公式情報

命に関わる緊急時は迷わず通報を。119・110・118は緊急通報専用です。用件がはっきりしない相談は #9110(警察相談)や各自治体の窓口をご利用ください。
用途連絡先備考
火事・救急・救助119消防。けが人・火災・閉じ込めなど
事件・事故110警察。危険・不審・交通事故など
海の事故・津波被害118海上保安庁。海での遭難・流された等
警察相談(緊急でない)#9110各都道府県警の相談専用ダイヤル
災害用伝言ダイヤル171録音は「1」、再生は「2」。安否確認に

公式の防災・地震情報

安否確認の詳しい使い方は 災害用伝言ダイヤル171・Web171の使い方 もご覧ください。

よくある質問

熊本地震の被害状況はどうなっていますか?(8月7日時点)
熊本県内では8月7日午後2時時点で、災害関連死の疑いがある人や死因を調査中の人を含めて38人が死亡しています。けがをした人は7日午後1時時点で159人(重傷22人・軽傷137人)です。住家被害は前日6日午後6時時点で1万6425棟にのぼり、全壊699棟、大規模半壊20棟、半壊1025棟、一部破損6855棟、分類が未確定のものが7826棟という内訳でした。未確定分が多く、判定が進むにつれて全壊・半壊の棟数はさらに増える見通しです。被害は宇城市・八代市・氷川町など震度7〜6強を観測した地域に集中しています。数値はいずれも速報値です。
熊本の断水はどのくらいですか。いつ復旧しますか?
8月7日時点で県内では約3万6000戸の断水が続いており、県内全域での解消は今月末までかかる見込みです(直近の県発表は8月6日午後2時時点の約3万6880戸)。復旧も進んでおり、甲佐町は全域で解消、八代市でも東陽町・泉町下岳地区・日奈久校区が解消しました。宇土市は24時間の試験通水を行いながら漏水箇所の調査を続けています。一方、氷川町は立神地区を除く全域、宇城市は松橋町の一部・小川町・豊野町で断水が続き、上天草市は8月末まで午後9時から翌午前11時までの制限給水となっています。残るのは配水池から各家庭をつなぐ「下流側」の配水管の復旧で、政府は今月末までの完全解消を目標に掲げています。
給水はどこで受けられますか?
各市町の役場や公共施設に設けられた給水所のほか、海上保安庁の巡視船と水産庁の漁業取締船が八代港・三角東港で給水支援を行っています。船からの給水は1人あたり4リットル程度が目安です。給水所の場所と時間は市町村が随時公表しており、日によって変わります。向かう前に必ずお住まいの市町村の水道担当課の発表を確認してください。飲料水は1人1日3リットルが目安で、ポリタンクや袋型容器を複数用意すると効率的に持ち帰れます。
避難している人はどのくらいいますか?
8月7日午後2時時点で、県内の避難所125カ所に6651人が避難しています。前日6日(125カ所・6737人)からわずかに減りましたが、ピークだった7月30日の415カ所・1万467人からは大きく減少しました。7日も熊本県内は各地で猛暑日となり、冷房のない体育館が避難所の多くを占めるため、熱中症とエコノミークラス症候群への対策が引き続き課題です。あわせて、避難生活が長引くなかでノロウイルスなど感染症への対策も重要になっています。
避難所での感染症が心配です。何に気をつければいいですか?
避難生活が長期化すると、狭い空間での密集・トイレの共用・断水による手洗い不足から感染症が広がりやすくなります。特に問題になりやすいのがノロウイルスによる感染性胃腸炎です。2011年の東日本大震災では一部の避難所で200人を超える集団発生があり、2016年の熊本地震でも避難所でノロウイルスやインフルエンザの陽性者が相次ぎました。断水中はアルコール消毒とウェットティッシュを活用し、トイレの後と食事の前は必ず手指を消毒してください。おう吐物の処理は使い捨て手袋とマスクを使い、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。下痢やおう吐の症状が出たら、我慢せず早めに避難所の救護担当に申し出てください。
台風13号の影響はありますか?
熊本県は7日、台風13号の強風域に入り、県内では強い風が吹いています。菊池市では未明に最大風速10.7メートル・最大瞬間風速16.8メートルを観測しました。地震で傷んだ屋根や外壁、ブルーシートで覆った家屋は強風で被害が広がりやすい状態です。また7〜8日は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨となる見込みで、揺れで地盤がゆるんだ地域では少ない雨量でも土砂災害が起きやすくなっています。気象庁は強風・高波・土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水と、交通機関への影響に注意するよう呼びかけています。屋根の応急処置は無理をせず、飛ばされやすいものは早めに片づけてください。
8月7日も余震は続いていますか?
続いています。8月7日は午前6時56分ごろに熊本県天草・芦北地方でM2.9・最大震度3の地震が発生しました。前日6日には最大震度4の地震が2回(午前7時59分ごろ 天草・芦北地方 M5.1/午後7時49分ごろ 熊本地方 M4.5)発生しており、地震活動は依然として活発です。気象庁は今後1週間程度、震度5強程度以上の地震に引き続き注意するよう呼びかけています。このページ上部の「熊本の余震リアルタイム」パネルは約60秒ごとに自動更新されます。
日本製紙八代工場の煙突倒壊事故はどうなりましたか?
7月28日の地震で日本製紙八代工場の煙突が倒壊し、9人が死亡した事故について、日本製紙が8月7日に初めて記者会見を開きました。今回の地震による死者38人のうち、この事故による犠牲者が9人と最も多くを占めています。倒壊の原因や設備の耐震性については、今後の調査で明らかにされる見通しです。
九州新幹線は動いていますか?
博多〜熊本間は7月31日の始発から運転を再開しています(本数を減らした運転)。一方、熊本〜鹿児島中央間は線路や橋りょうなど200カ所を超える被害が確認され、同区間および在来線の宇土〜八代間は8月中の運転再開が困難とJR九州が発表しています。肥薩おれんじ鉄道も八代〜水俣間で運転を取りやめており、8月10日をめどに代行バスの輸送を始める予定です。
罹災証明書はいつ・どこで申請しますか?
お住まいの市町村の担当課で申請します。宇城市など被害の大きい自治体では7月31日から罹災証明・罹災届出証明の受付が始まり、8月に入って受付する市町村が広がっています。住家被害が1万6425棟まで拡大し、申請も本格化しています。支援金・税の減免・仮設住宅・ホテル避難などの入口になる書類です。申請前に片づけてしまうと被害の証明が難しくなるため、建物の外観と室内の被害を日付がわかる形で必ず写真に残してください。
義援金をかたる詐欺があると聞きました。
8月に入り、自治体や支援団体になりすましたメール・電話による義援金詐欺が確認されています。SNSのDMや個人名義の口座への振込依頼は詐欺を疑ってください。義援金は熊本県・市町村・日本赤十字社など公式の窓口を通じて送るのが確実です。折り返し連絡する場合は、届いたメールや着信の番号ではなく、公式サイトに掲載された番号にかけ直してください。
車中泊で気をつけることはありますか?
エコノミークラス症候群(血栓)に注意してください。2016年の熊本地震でも車中泊による発症が問題になりました。今回も車中泊中の熱中症による災害関連死の疑いが確認されています。2〜3時間おきに体を動かし、水分を控えないこと。猛暑日が続いているため車内は極端な高温になります。日陰の確保と熱中症対策も必須です。冷房のある施設への避難(ホテル避難・クーリングシェルター)も検討してください。

出典・データ気象庁(震源・震度データ)/ 各自治体・報道発表の被害情報をもとに一般向けにわかりやすくまとめています。
公開:2026年8月7日 / 最終更新:2026年8月7日(8/7 14:00時点の死者38人・避難者6651人〈125カ所〉、8/7 13:00時点のけが人159人〈重傷22人・軽傷137人〉、断水約3万6000戸と月内解消の見込み、甲佐町の断水全域解消・上天草市の制限給水、海保巡視船と水産庁漁業取締船による給水支援、台風13号の強風域入りと7〜8日の雨、避難所の感染症対策、日本製紙の初会見を反映。被害数値は8/7時点の速報値) / 監修:cocoyure編集部(専門監修者は準備中)
停電・断水・交通の各数値は時間単位で変動するため、当ページでは固定掲載せず各事業者・自治体の一次情報へ案内しています。