🌀 地震の「直下型」と「海溝型」の違いとは

最終更新: 2025年4月

「直下型地震」と「海溝型地震」という言葉はニュースでよく聞きますが、何がどう違うのでしょうか?発生のメカニズム・揺れ方・津波リスク・日本での代表例を比較しながらわかりやすく解説します。

目次
  1. 2種類の地震の概要
  2. 直下型地震とは
  3. 海溝型地震とは
  4. 特徴の比較表
  5. 日本の代表例
  6. それぞれへの備え方

🗾2種類の地震の概要

地震は発生場所と原因によって大きく2種類に分けられます。日本はどちらのタイプの地震も頻繁に発生する特殊な地理的条件に置かれています。

直下型(内陸型)
陸地の下の活断層が動いて起きる地震。震源が浅く、狭い範囲を激しく揺らす。代表例:阪神淡路大震災(1995年)
海溝型(プレート境界型)
海洋プレートが陸プレートに沈み込む境界で起きる地震。規模が大きく、広域に揺れと津波をもたらす。代表例:東日本大震災(2011年)

🔴直下型地震とは

直下型地震(内陸地震)は、陸地の地下にある活断層が急激にずれ動くことで発生します。日本には約2,000本以上の活断層があり、それぞれが将来動く可能性を持っています。

特徴

注意:直下型地震は人口密集地の直下で起こると被害が甚大になります。阪神淡路大震災では早朝の発生もあって建物倒壊による死者が6,434人に達しました。

発生しやすい場所

活断層の上や近傍が特に危険です。中央構造線(近畿〜九州)、糸魚川-静岡構造線(新潟〜静岡)、立川断層帯(東京)など、主要都市の近くにも多くの活断層があります。

🔵海溝型地震とは

海溝型地震(プレート境界型地震)は、海洋プレートが陸プレートの下に沈み込むことで蓄積されたひずみが一気に解放されて起きます。日本列島は4枚のプレートが複雑に接しており、太平洋側・フィリピン海側にそれぞれ巨大地震の震源域があります。

特徴

代表的な海溝型地震の震源域:南海トラフ(東海〜九州沖)、日本海溝(東北・北海道沖)、千島海溝(北海道東方沖)など。いずれも将来の巨大地震の震源域として警戒されています。

⚖️特徴の比較表

項目直下型(内陸型)海溝型(プレート境界型)
発生場所陸地の活断層海底のプレート境界
震源の深さ浅い(10〜30km程度)やや深い〜深い(10〜100km超)
マグニチュードM7前後が多いM8〜9クラスも起こる
揺れの範囲狭い・局所的広い・広域
揺れの性質激しく短い(キラーパルス)長く大きな揺れが続く
津波リスク低い(例外あり)高い
繰り返し周期数百年〜数千年100〜200年
日本の代表例阪神淡路大震災・熊本地震東日本大震災・南海地震

📚日本の代表例

直下型の代表:阪神淡路大震災(1995年)

1995年1月17日、兵庫県南部地震(M7.3)が早朝5時46分に発生。野島断層を震源とする典型的な直下型地震で、震源は深さ約16km。神戸・西宮・芦屋などを中心に震度7を記録し、建物の倒壊・火災で6,434人が亡くなりました。

直下型の特徴である「狭い範囲への集中した被害」が顕著に現れた地震で、旧耐震基準(1981年以前)の建物の多くが倒壊しました。

海溝型の代表:東日本大震災(2011年)

2011年3月11日、三陸沖を震源とするM9.0の超巨大地震。日本海溝のプレート境界が500km以上にわたって一気にすべり、最大で40m以上の津波が沿岸を襲いました。死者・行方不明者は約2万2,000人にのぼり、そのほとんどが津波による犠牲でした。

🛡それぞれへの備え方

直下型地震への備え

海溝型地震への備え

どちらも「いつ来るかわからない」:直下型は予知がほぼ不可能で突然やってきます。海溝型は周期がある程度わかっていますが、いつ来るかはわかりません。両方に備えておくことが大切です。