大きな地震のあと、「余震はいつまで続くの?」「次はもっと大きいのが来る?」と不安になります。余震が続く期間、回数の減り方、本震より大きい地震が来る可能性、そして本震直後にやるべきことを、過去の事例を交えてわかりやすくまとめました。
余震とは、大きな地震(本震)のあとに、その震源の周辺で続いて起こる地震のことです。本震で岩盤が大きくずれると、その周りに新たなひずみが生まれ、それを解消するように小さな地震が次々に発生します。これが余震です。
余震は基本的に本震より規模が小さく、時間とともに減っていきます。ただし「小さい」とはいえ、本震で傷んだ建物には十分な脅威になります。なお、本震の前に起きていた地震は「前震」、突出した本震がないまま続くものは「群発地震」と呼ばれ、余震とは区別されます。
余震が続く期間は本震の規模が大きいほど長くなります。目安は次のとおりです(あくまで傾向で、地域差があります)。
| 本震の規模 | 余震が続く期間の目安 |
|---|---|
| M5前後 | 数日〜1週間程度で落ち着くことが多い |
| M6前後 | 数週間〜数か月 |
| M7以上 | 数か月〜年単位。回数が減っても長く続く |
たとえば2011年の東日本大震災(M9.0)では、その後も長期間にわたって余震が続きました。「揺れが減ったからもう安心」と考えず、特に大地震のあとはしばらく備えを続けることが大切です。
余震の回数は本震直後が最も多く、その後は経過時間に反比例して急速に減っていくことが知られています。これを「大森公式(大森・宇津公式)」と呼びます。
余震は通常、本震より小さいですが、まれに本震と同程度か、それを上回る地震が起こることがあります。その場合、後から起きた大きな方が「本震」とされ、最初の地震が「前震」だったと判断されます。
震度やマグニチュードの意味は 震度とマグニチュードの違い、地震のタイプは 直下型と海溝型の違い もあわせてご覧ください。
余震が続く間は、「次に大きいのが来るかもしれない」という前提で行動します。本震で受けたダメージが、余震でとどめを刺すこともあるため注意が必要です。
本ページの地震・防災情報は、以下の公的機関・提供元の公開データをもとに作成しています。