大地震の後、停電が復旧したときに起きる「通電火災」。その有効な対策が、揺れを感知して電気を自動で止める感震ブレーカーです。3つのタイプの違い・後付けの値段・メリットと注意点を整理します。
感震ブレーカーは、一定の震度(震度5強程度以上)の揺れを感知すると、電気の供給を自動的に遮断する装置です。地震直後の出火、特に停電から復旧したときに起きる「通電火災」を防ぐために設置します。
地震で家を離れて避難している間に出火すると、初期消火ができず被害が拡大します。誰もいなくても自動で電気を止めてくれる点が、感震ブレーカー最大の利点です。
通電火災とは、停電が復旧して電気が再び流れたときに発生する火災です。地震で倒れた電気ストーブが可燃物に触れたまま通電したり、傷ついた配線・コードがショートしたりして出火します。
阪神淡路大震災や東日本大震災では、地震に伴う火災の多くが電気を原因とするものだったとされ、通電火災対策の重要性が広く知られるようになりました。揺れた直後だけでなく、数日後の復電時にも起こりうるのが怖い点です。
| タイプ | 特徴 | 値段の目安 |
|---|---|---|
| 分電盤型 | 分電盤に内蔵・後付け。家全体の電気をまとめて遮断。最も確実。電気工事が必要。 | 約2万〜8万円(工事費込み) |
| コンセント型 | コンセントに差し込み、そこにつないだ機器だけを遮断。電気ストーブなど火元になりやすい器具に。 | 数千円〜2万円 |
| 簡易型 | おもりやバネの力で物理的にブレーカーのレバーを落とす。工事不要で自分で設置可。安価。 | 2千〜5千円程度 |
確実性は「分電盤型 > コンセント型 > 簡易型」ですが、簡易型でも何もないよりは大きく安全性が上がります。費用や賃貸かどうかに応じて選びましょう。
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