💰 地震保険はいくら?
保険料の相場・料金を都道府県・構造別に解説

最終更新: 2026年6月

「地震保険って毎年いくら払うの?」地震保険の保険料の相場・料金を、都道府県・建物の構造(木造/非木造)・保険金額別に一覧で解説します。火災保険との違い・割引制度・入るべき人の条件もまとめました。

結論(先に要点):地震保険の年間保険料は保険金額1,000万円あたり約7,300円〜41,000円が目安。安いのは「保険料が低い地域 × 非木造」、高いのは「南海トラフ・首都直下リスク地域 × 木造」。保険会社による差はなく、都道府県・建物構造・保険金額の3つで決まります。
目次
  1. 地震保険はいくら?保険料の相場・料金一覧
  2. 保険料はどう決まる?(地域×構造×金額)
  3. 保険料を安くする割引制度
  4. そもそも地震保険とは
  5. 火災保険との違い(重要)
  6. 補償の範囲と支払い基準
  7. メリット・デメリット
  8. よくある質問(いくら・相場)
  9. 結論:入るべき人・検討すべき人

💴地震保険はいくら?保険料の相場・料金一覧

地震保険の保険料は全国一律の料率に基づくため、どの保険会社で入っても同じ料金です。下表は保険金額1,000万円・1年契約あたりの年間保険料の目安(料金の相場)です。

地域・構造年間保険料の目安
(保険金額1,000万円)
月額換算
東京都・木造約41,100円約3,425円
東京都・非木造(RC・鉄骨)約27,500円約2,292円
大阪府・木造約32,600円約2,717円
愛知県・木造約27,900円約2,325円
大阪府・非木造約11,800円約983円
北海道・木造約11,200円約933円
北海道・非木造約7,300円約608円
ポイント:同じ建物でも木造は非木造の約1.5〜2倍、南海トラフ・首都直下のリスクが高い地域ほど料金が上がります。上表は目安で、実際の料金は契約内容・改定により変わります。最新額は各保険会社の見積りで確認してください。

家財に地震保険をかける場合も同様の料率で、家財の保険金額(例:300万〜1,000万円)に応じて保険料がかかります。建物+家財の両方にかけると、その分だけ保険料は加算されます。

🧮保険料はどう決まる?(地域×構造×金額)

地震保険の料金は、次の3要素だけで決まります。逆に言えば、この3つが同じならどの会社でも保険料は同額です。

🏷保険料を安くする割引制度

条件を満たせば保険料が割引されます(重複適用不可・いずれか1つ)。料金を抑えたい人は必ず確認しましょう。

割引条件割引率
耐震等級割引耐震等級1〜310〜50%
免震建築物割引免震構造の建物50%
耐震診断割引耐震基準を満たすと診断10%
建築年割引1981年6月以降の新耐震基準10%

さらに長期契約(最長5年)の一括払いで総額が割安になります。料金を下げたい場合は「耐震等級割引+長期一括」が効果的です。

📋地震保険とは何か

地震保険は、地震・噴火・津波を原因とする建物・家財の損害を補償する保険です。日本では「地震保険に関する法律」に基づき、国と民間保険会社が共同で運営する特殊な保険です。

地震保険単独での契約はできず、火災保険とセットで加入する必要があります(火災保険の「特約」として付けるイメージ)。また、補償額は火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内という制限があります。

なぜ国が関与しているのか:地震被害は広域かつ同時多発的に発生するため、民間保険会社だけでは巨大地震発生時の支払い能力に限界があります。そのため、一定額を超えた場合は国が再保険として引き受ける仕組みになっています。

🔥火災保険との違い(重要)

多くの人が「火災保険に入っているから地震も大丈夫」と思っていますが、これは誤りです。

重要:火災保険は地震・噴火・津波を原因とする損害を「免責」としています。つまり、地震が原因の火災は火災保険で補償されません。地震後の火災・建物倒壊・津波被害を補償するには、必ず地震保険の加入が必要です。
項目火災保険地震保険
地震による建物倒壊❌ 補償なし✅ 補償あり
地震後の火災❌ 補償なし✅ 補償あり
地震による液状化被害❌ 補償なし✅ 補償あり
津波による浸水❌ 補償なし✅ 補償あり
台風・水害による火災✅ 補償あり❌ 対象外
失火による火災✅ 補償あり❌ 対象外

📊補償の範囲と支払い基準

地震保険の支払いは、損害の程度によって「全損・大半損・小半損・一部損」の4段階で判定されます。

判定区分建物の損害基準支払い割合
全損損害額が建物時価の50%以上保険金の100%
大半損損害額が建物時価の40〜50%未満保険金の60%
小半損損害額が建物時価の20〜40%未満保険金の30%
一部損損害額が建物時価の3〜20%未満保険金の5%

「補償上限」は火災保険の保険金額の30〜50%です。たとえば火災保険が2,000万円の場合、地震保険の上限は1,000万円(50%)になります。建物の再建費用全額が出るわけではない点に注意が必要です。

メリット・デメリット

メリット
  • 地震・津波・噴火による被害を補償できる唯一の保険
  • 国が関与するため支払い能力が安定している
  • 大災害時でも比較的迅速に支払いが行われる
  • 損害認定後、建物の実地調査なしで支払われることも多い
  • 保険料控除(所得税・住民税)の対象になる
  • 掛け捨てのため、貯蓄性はないが確実に補償される
デメリット
  • 補償上限が火災保険の50%までと限定的
  • 全壊でも保険金だけで再建は難しいことが多い
  • 損害の認定基準が厳しく、思ったより保険金が出ないケースも
  • 保険料が比較的高い(地域・建物によっては年間数万円)
  • 家財への補償額も限定的

よくある質問(いくら・相場)

Q. 地震保険はいくらくらい?

保険金額1,000万円あたりの年間保険料は、安い地域の非木造で約7,300円〜、高い地域の木造で約41,000円程度が目安です。保険金額や家財の有無で変わります。

Q. 相場は月いくら?

1,000万円・木造なら年間約1.1万〜4.1万円=月900〜3,500円が目安。割引でさらに下がります。

Q. 会社によって料金は違う?

違いません。地震保険は全国一律の料率で、どの保険会社でも同じ保険料です。火災保険部分やサービスで比較しましょう。

Q. 地震保険だけ単独で入れる?

入れません。火災保険とセットでのみ加入でき、金額は火災保険の30〜50%の範囲です。

💡結論:入るべき人・検討すべき人

特に加入を強くおすすめする人

検討が必要なケース

重要な考え方:地震保険は「建物を完全に再建できる保険」ではありません。被災後の「当面の生活費・仮住まい費用の手当て」と考えるのが現実的です。保険金をあてにしすぎず、日頃から建物の耐震化・家具固定など物理的な対策も並行して行いましょう。