「地震=避難所」と思いがちですが、自宅が安全なら自宅で過ごす「在宅避難」が基本です。できる条件の判断、必要な備え、避難所との違い、住まい別の注意点を整理します。
在宅避難とは、災害後に自宅が安全であれば避難所に行かず自宅で生活を続ける避難の形です。避難先を一カ所に集めず分けるという意味で「分散避難」の一つとされ、避難所の過密や感染症リスクを減らす方法として推奨されています。
避難所は数や物資に限りがあり、プライバシーやストレスの面でも負担が大きい場所です。家が無事なら住み慣れた自宅で過ごすほうが、心身の負担が小さくて済みます。そのために必要なのが日頃の備蓄です。
無理に自宅にとどまるのは危険です。次の点で安全を確認しましょう。
| 確認すること | 危険なら避難所へ |
|---|---|
| 建物の損傷 | 傾いている/柱・壁に大きな亀裂/ドアが開かない → 危険 |
| 火災・ガス | ガス臭い/近隣で延焼の恐れ → 危険 |
| 立地のリスク | 津波・浸水想定区域/土砂災害警戒区域 → 早めに避難 |
| 危険度判定 | 自治体の応急危険度判定が「赤(危険)」「黄(要注意)」 → 立ち入り注意 |
在宅避難は「持ち出し」より「備蓄」が主役です。ライフライン(電気・ガス・水道)が止まる前提で、最低3日〜1週間分を用意します。
備蓄をムダなく回す方法は ローリングストックのやり方、停電時の具体的な対処は 地震で停電したら を参考にしてください。
エレベーター停止で外出が大変になり、停電で給水ポンプが止まると上層階は水も止まります。在宅避難が前提になりやすいので、水・簡易トイレを多めに。詳しくは タワマン高層階の地震対策 へ。
建物の倒壊・通電火災に注意。家具の固定と 感震ブレーカー で出火を防ぎます。庭やカセットコンロで調理しやすい利点もあります。