帰宅困難者になったら?会社・職場での地震対策と行動マニュアル

最終更新: 2026年5月

首都直下地震が発生した場合、東京圏で最大800万人が帰宅困難者になると想定されています。大地震が起きたとき、会社・職場でどう行動すべきかを解説します。

目次
  1. 帰宅困難者問題の規模
  2. まず職場に留まる
  3. 職場での行動マニュアル
  4. 帰宅するタイミングと注意点
  5. 事前準備チェックリスト
  6. よくある質問

📊 帰宅困難者問題の規模

大都市圏で大地震が発生した場合、公共交通機関が一斉に運行停止し、何百万人もの人が職場・外出先から帰宅できなくなる「帰宅困難者問題」が深刻な課題となっています。

800万人
首都直下地震での帰宅困難者数(想定)
東京都防災会議の推計
3日間
職場留まりの推奨期間
東京都の帰宅困難者対策条例の目安
約5時間
東京〜横浜の徒歩帰宅時間の目安
約25km・通常歩行の場合

🏢 まず職場に留まる(最重要)

地震直後はむやみに外に出ないことが原則です。東日本大震災(2011年)では、東京から徒歩帰宅を試みた多くの人が道路に殺到し、負傷者も発生しました。

帰宅困難者対策条例(東京都):企業・事業者は従業員を少なくとも3日間職場に留め置く努力義務があります。3日分の水・食料の備蓄も企業に求められています。

職場に留まるべき理由

📋 職場での行動マニュアル

  1. 身の安全を確保する
    机の下に隠れ、頭を守る。揺れが収まるまで動かない。
  2. 火元・ガスを確認する
    揺れが収まったらガスコンロ・ストーブを切り、火災の危険がないか確認。
  3. 建物の安全を確認する
    非常口・階段を確認。エレベーターは使わない。建物の損傷が激しい場合は屋外の安全な場所へ。
  4. 情報を収集する
    ラジオ・スマートフォンのNHK公式アプリ・防災アプリで最新情報を確認。デマには注意。
  5. 家族・関係者に安否連絡
    NTT災害用伝言ダイヤル(171)または各社の伝言板サービスを活用。通話は繋がりにくくなるためSNS・メールが有効。
  6. 職場で待機・宿泊の準備
    原則3日間は職場に留まる。水・食料・毛布等の備蓄を確認する。

🚶 帰宅するタイミングと注意点

どうしても帰宅する必要がある場合は、以下を確認してから行動してください。

帰宅前のチェック

徒歩帰宅時の注意点

帰宅支援ルート:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県では主要道路沿いに「帰宅支援ステーション」が設置されています。コンビニ・ガソリンスタンド・ファミレスなどで水やトイレを利用できます。

🎒 事前準備チェックリスト

職場に置いておくべきもの

家族と決めておくこと

❓ よくある質問

大地震が起きたら会社はどうすればいい?
大地震発生直後は原則として職場に留まり、安全を確認してください。東京都の「帰宅困難者対策条例」では、企業は従業員を最低3日間職場に留め置く努力義務があります。むやみに外出すると混雑・道路の損壊・余震などで危険です。
帰宅困難者になったらどこに泊まれる?
まず職場・会社に留まることが基本です。職場での宿泊が困難な場合は、各自治体が指定する「一時滞在施設」(駅周辺の大型施設・公共施設など)に避難してください。コンビニ・スーパーも協力施設となっている場合があります。
徒歩で帰宅する場合の注意点は?
帰宅する際は①揺れが落ち着いてから(最低3時間以上経過)②ラジオや公式情報で安全な経路を確認③歩きやすい靴・水分・食料を携帯④暗くなる前に行動、を守ってください。