最大震度7を観測した内陸直下型地震。山古志村の全村孤立・避難、新幹線初の脱線事故など、多くの衝撃をもたらした。
2004年10月23日17時56分、新潟県中越地方の深さ約13kmを震源としてM6.8の地震が発生した。川口町(現・長岡市)で最大震度7を観測。同日夜から翌日にかけてM6級の余震が相次いだ。
土砂崩れで芋川がせき止められ、天然ダム(土砂ダム)が各地で形成された。決壊の危険性に備えて大規模な排水工事が行われた。車内に閉じ込められた幼児が60時間後に救出される場面も、全国に大きな衝撃を与えた。
新潟県中越地方は日本でも有数の地震多発地帯で、活褶曲(かつじゅうきょく)構造が発達している地域。今回の地震は、この構造に関連する逆断層型の地震だった。
孤立集落への迅速なヘリコプター救助の重要性、仮設住宅の速やかな設置、長期避難者への心のケアなど、その後の災害対応に多くの教訓を残した。また、天然ダムへの対処手順が整備されるきっかけとなった。