2024年の元日に発生したM7.6の大地震。能登半島を中心に甚大な被害をもたらし、津波も発生。孤立集落・家屋倒壊・インフラ破壊が広範囲に及んだ。
2024年1月1日16時10分、石川県能登地方の深さ約16kmを震源としてM7.6の地震が発生した。元日の夕方という時間帯に、石川県珠洲市・輪島市・穴水町などで最大震度7を観測した。
発生直後には津波警報が発令され、石川県輪島港では最大約4.2mの津波を観測。日本海側の広い範囲に津波が到達した。
能登半島の地形的な特性(山がちで細い道路)が被害を拡大させた。輪島市の朝市通りでは大規模な火災が発生し、複数の建物が焼失した。倒壊家屋は全壊・半壊を合わせて数万棟に上り、多数の住民が避難生活を強いられた。
能登半島北部は、2020年頃から群発地震が続いていた地域で、地殻内に蓄積されたひずみが引き金となったと考えられている。今回の地震は活断層の活動によるもので、地表断層も確認された。
元日という時間帯に多くの帰省者・旅行者が半島内にいたこと、積雪・凍結した道路が救助活動を妨げたことも被害拡大の要因となった。
今回の地震では、孤立集落への対応・道路インフラの耐震化・津波からの迅速な避難の重要性が改めて認識された。また、高齢化が進む過疎地での災害対応の難しさも浮き彫りになった。