前震(M6.5)と本震(M7.3)が2日間で連続発生した異例の地震。益城町で最大震度7を2回観測し、熊本城の石垣崩壊など文化財にも甚大な被害をもたらした。
2016年4月14日21時26分、熊本県益城町付近を震源としてM6.5の地震(前震)が発生し、益城町で最大震度7を観測した。「これが本震」と判断されていた矢先、4月16日1時25分に同地方でM7.3の本震が発生。再び益城町で震度7を記録した。
前震をはるかに上回る本震が後から来るという、国内では異例のパターンとなった。
前震後に「自宅は安全」として自宅にとどまった住民が本震で多く被害を受けた。布田川断層帯・日奈久断層帯に沿って約30kmにわたり地表断層が確認された。
九州地方を縦断する別府-島原地溝帯に位置する活断層が活動した内陸直下型地震。浅い震源(深さ12km)が強い揺れをもたらした。また、本震後も余震が長期間続き、最大震度6弱以上の余震が多数発生した。
「前震の後に本震が来る」可能性を想定した避難行動の重要性が再認識された。また、避難所の環境整備・車中泊避難者へのエコノミークラス症候群対策など、避難所外避難者への支援の課題が浮かび上がった。