糸魚川-静岡構造線断層帯は日本列島を東西に分ける地質境界「フォッサマグナ」の西縁に位置する活断層帯です。新潟県糸魚川市から静岡県静岡市まで約150kmにわたり、政府がSランクに指定した最高危険度の断層帯です。
糸魚川-静岡構造線断層帯(いといがわ-しずおかこうぞうせんだんそうたい)は、日本列島を東北日本と西南日本に分ける重要な地質境界「フォッサマグナ」の西縁を形成する活断層帯です。
フォッサマグナ(Fossa Magna、大きな溝)とは、新潟県から静岡県にかけて南北に走る地溝帯で、地層の種類が大きく異なる境界線です。その西縁にあたる糸魚川-静岡構造線沿いでは、断層活動が活発に繰り返されてきました。
糸魚川-静岡構造線断層帯は大きく北部・中部・南部の3区間に分けられています。
地震調査研究推進本部の評価では、北部区間で30年以内に地震が発生する確率が特に高いとされています。過去の活動履歴から、平均活動間隔は数千年と推定されていますが、最後の活動から相当時間が経過していることから、今後の活動が懸念されています。
松本盆地・諏訪盆地は軟弱な地盤が分布しており、断層活動が起きた場合に揺れが増幅されやすい環境です。松本市・諏訪市周辺では震度6強以上の揺れが予想され、建物倒壊・ライフライン被害が広域に及ぶ可能性があります。
甲府盆地も沖積低地が広がり、液状化リスクも指摘されています。山梨県の被害想定では、糸魚川-静岡構造線の地震で甲府市周辺に震度6弱〜6強の揺れが予想されています。
断層帯の北端に当たる糸魚川市では断層の変位(地面のずれ)が直接生じる可能性があります。2016年に糸魚川市で発生した大規模火災(地震ではなく強風による)の記憶からも、地域の防災力強化が求められています。
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